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Bulby York


Text by Shizuo “EC” Ishii

ジャマイカのエンジニア/プロデューサーとして文字通り第一線で活躍してきたBulbyことCollin Yorkがソロ・アルバム『Epic & Ting』をリリースした。それも、想像した以上に幅広いアイディアで構成された作品だ。
 彼には90年代初頭から現在まで沢山のレコーディングとミックスをしてもらってきた。Thriller UからChaquraまでそれこそ数十曲に及ぶ。25年以上の知り合いではあるものの、今まで彼の生い立ちについて聞いたことなどなかった。なぜなら、いつのまにかデッカい目をした少年がMixing Labスタジオで働いていたからだ。
では、Skypeで久しぶりに話を聞いてみよう。

●ヤア!、しばらく! アルバムについて聞きたいけど、先ずBulbyはいつどこで生まれたんだい?

Bulby(以下、B) : フッフッフ、1972年にSt. James(セント・ジェームス教区、モンテゴ・ベイ)で生まれたけど、間もなくしてKingstonに引っ越しました。

●たしかBulbyと初めて会ったのは90年だったと思うんだ。Thriller Uのアルバム『Drive』を全面的にSteely & Clevieに頼んで制作していたMixing Lab Studioに行ったら、ある時に知らない若いエンジニアがいたんだ(笑)。それから25年以上、沢山の曲をレコーディングしてもらったね。いつからMixing Labで働き始めましたか?

B : Mixing Labでは89年の夏から働き始めたよ。

●エンジニアとしてのテクニックはどこで覚えたの?

B : King Tubbyのスタジオだよ。FatmanやPeegoと一緒にね。

●ええっ?そうなんだ? 僕はたしか88年にKing TubbyスタジオにMUTE BEATのリミックスを作りに行ったけど、TubbyからFatmanとPeegoは紹介してもらいましたがBulbyは見かけなかったね。

B : 僕はまだ15歳だったので、いつも学校が終わってからスタジオに行ってたからね。

●なるほどネ。いつからSly & RobbieやSteely & ClevieとMixing Labで仕事をするようになったの?

B : 最初はインターンとしてスタートして、数ヶ月してから僕のポテンシャルを分かってくれたMixing LabのオーナーのRoyがスタッフとして働かせてくれることになりました。たぶんその頃が89年だったかな。Winston Riley, Sly & Robbie, Steely & Clevie, PenthouseのDonovan Germainなどと働くようになりました。

●Fatta(Linford Marshall)とBulbyはどちらが先にMixing Labで働き始めましたか?

B : Fattaだよ。

●僕がFattaに初めて会ったのは80年代後半にMusic Mountain Studioだった。

B : David Roweがいたところだね。

●Wayne Smithのレコーディングをした時、卓の下に疲れた寝ていた若いアシスタントがFattaだった、アッハッハ。君たち二人でFat Eyes Labelをスタートしたのはいつですか?

B : 93年です。

●今はFat Eyesは、今は終わってしまったんですか?

B : 2011年に解散してFattaも僕も今は個人でやる事になったよ。

●じゃ20年近くやったんだね。それで今回がBulby名義で出した初めてのアルバムってことになるのかな?

B : イエス、そうだね。

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