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Jamaica コンサート事情


Text and Phoro by Jun Tochino(栩野 淳/Labrish Guest House)

ちょっと時間が経ちましたが、年末から1〜2月のレゲエ月間までのエキサイティングなジャマイカ・コンサート・レポートです。

12月の恒例だったスティングは一昨年中止になったまま去年もありませんでした。20年以上も続いたビックショウなのに一度つまずくと難しいんでしょうか?残念です。

そんな中でも12月1日には世界的に活躍中のラスタ・アーティスト、クロニクスの単独コンサートがキングストンのナショナル・アリーナのマスキャンプで行われました。クロニクスは年に1度ジャマイカ縦断コンサートを行っていて、今回はこの2日前にはモンティゴベイ、そしてこのキングストンで大きなコンサートを開催しました。約2000人の会場なのに1週間前に売り切れ、VIP券も当日券も全く無くチケットを買えず行けなかったジャマイカの若者(特に大学生)多数でクロニクスの人気がわかるコンサートでした。ソロのイベントですが、お父さんのクロニクルや(彼女の)歌手のメリッサ、それに友達でもあるラスタDJプロトジェイが出るなどほのぼのとしたいい内容でした。

そして12月16日には、最初のビッグショウとしてショッキング・バイブス社長パトリック・ロバーツが主催するゲットー・スプラッシュでした。これは毎年恒例のウォーターハウスのサッカー場で行われるゲットーの人たちへのクリスマス・コンサートで入場無料。開始10時からはゴスペル・タイム、12時からはUロイやアドミラル・ベイリー、フレディー・マクレガーなども出演するオールディーズ・セグメント、そして深夜2時から朝7時まではダンスホール・タイムでトーラス・ライリーやジャー・キュアーなどラスタ・アーティストからビーニマン、ボウンティーキラー、ケープルトン、シズラなどのベテラン/ビッグDJから、アイドニア、ポップカーンなど今が旬のDJにつないだ素晴らしいコンサートでした。今年の集客人数はなんと7000人。今年で17年を迎えるこの無料コンサートは警察との連携も素晴らしく発砲などの大きな問題もなく今年も素敵なクリスマス・プレゼントとなりました。

12月25日は毎年ジャマイカ南部の町ブラック・リバーで行われているクリスマス・エクストラバガンザでした。これはFMのパーソナリティーであるGTテイラーが主催するイベントで、なんとジャマイカのテレビTVJのDJコンテストで準優勝した日本人女性DJランキンパンプキンも早い時間に出演。キングストンから遠いので私は行けませんでしたが、スティングがない現在、12月にちゃんとしたショウが行われているのはここだけじゃないでしょうか。

30日にはキングストンのレッドストライプ工場のグラウンドでストーンラブの45周年ダンスがありました。いつもならストーンラブの周年はもう少し早い12月中旬なのですが、今年は年末ぎりぎりでした。ココティー、ウエィン・ワンダーなどが出演、ストーンラブならではのアニバーサリー・ダンスでした。

翌31日の年越しは大きいショウもなく、ダウンタウンでステージ・ショウを見てからダウンタウン・ハーバーでの年明け花火でした。深夜0時のカウントダウンや掛け声も全くありませんが0時と同時に15分間ほど花火が上がります。これもキングストン市から庶民への粋な計らいで毎年多くの市民がこの花火を楽しみにしています。年越しはキングスト中の市バスが一晩中運行しておりダウンタウンまでは100J$(日本円で約100円)で行くことができ、一番前のオーシャン・フロントではキングストンで今人気の女性TVアナウンサー、ミス・キティーが司会するステージ・ショウも開催されます。ただし無料なだけにスリや引ったくりも多く、もし来年行く方がいたら気をつけてください。

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