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Jimmy Cliff Rebirth


Text by Shizuo Ishii(石井志津男)、Interpreter by CB Ishii, Photo by cherry chill will(Billboard live)

Jimmy Cliffが六本木Billboard live東京で4日間、大阪で1日の公演を行った。東京の初日と2日目の2度のショーを見た後に、久しぶりにJimmyの楽屋を訪ね短時間のインタヴューを慣行。ヒット曲を次々に歌いまくり飛んだり跳ねたりシャウトしたりの1時間10分のライブを2ステージ終えたばかりの御歳64歳のJimmy Cliffは放心状態。インタヴューすると前日約束してはいたのだが、ちょっと可哀想なので「やっても大丈夫?」と、おそるおそる聞いたら、やってくれと言う答え。マネージャーからは、インタビュー時間は5分間だけ(エッ!!)と言われたので、それでは速攻、、、。

Riddim(以下R) : 素晴らしい完璧なステージでした。そして、2度目のグラミー賞、おめでとうございます!
確か1993年だったと思いますが、、、20年前に久保田利伸さんと共演したのは覚えていますよね。関西テレビの35周年記念のコンサートで、万博記念広場でやったんですが、あの時には僕が来日の交渉をしにジャマイカまで出かけて行きました。今だったら簡単にSKYPEで顔を見ながら電話ができる時代です。

Jimmy Cliff(以下J) : そうだね、グレイトだ! テクノロジーが進化したよね。

通訳のCB : アルバム『Rebirth』に付いて聞きます。このアルバムのプロデューサーであるRancidのTim Armstrongは実は僕の店(裏原のスケートボード・ショップHeshdawgz)に2回も来店しています。

J : おー!!(疲れていた彼の顔がニコニコ顔に)

R : 彼とはどのようにして会いましたか?

J : レゲエ・ミュージックがパンク・ミュージックに大きな影響を与えた事は知っているよね。もしこの世にレゲエ・ミュージックがなかったらパンク・ミュージックも存在していなかったとさえ思うんだ。政治や社会に対しての表現の仕方が同じだからね。そんな結びつきを考えている時に、新しいアルバムに向けて動き始めようとした僕のマネージメントの提案でプロデューサーにTim Armstrongという名前が挙がったんだ。それでTimと話しをして、フィーリングが合うと感じたからスタジオで会おうという話しになった。そしてスタジオで会ったらもちろんフィーリングがとても合ったよ。そこからはもう、、説明もいらないでしょう。

R : このアルバム『Rebirth』はLAのサウンド・ファクトリー・スタジオでレコーディングされたそうですが、リリックはもちろんのことヴィンテージ楽器やサウンドも引っくるめて全てが60年代のレゲエが持っていた強いこだわりで作られているアルバムだと思いますが、このアイディアは?

J : まずアルバムのタイトルは『Rebirth(生まれ変わる)』だ。『Rebirth』ってことは何かが、また生まれなくてはいけないわけだよね。ということはまたもう一度最初に戻らなくてはいけないんだ。Re(再び)Birth(生まれる)だよ、レゲエの一番初めに戻らなくてはいけなかったんだ。Timはレゲエに関しての知識をとてもよく知っていたし、Timは僕たちが昔使っていた楽器を全部揃えていた。それに色々なレゲエ・ミュージシャンも知っていた。だからこのような完璧なサウンドになったんだよ。

R : 今回のレコーディングで苦労したことはありますか?

J : いや、特にはなかったよ。さっきも言ったけどレゲエとパンクは社会的、政治的内容の意味でも似ている部分が沢山あるしね。

R : アルバムの1曲目がJoe Higgsのカバーですか? このアイディアは?

J : 『World upside down』ていう曲だよね。あれはJoe Higgsが書いた曲なんだけど、実は僕が今の時代に合わせた僕自身の表現に変えているんだよ。だから聞いたら分かるけど新しいリリックなんだ。

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